豊富な食物繊維とバランスの良い脂肪を含む落花生は、とても腹持ちが良い食品です。そのため落花生やピーナッツバターを食べると満腹感が出て食欲抑制効果があり、肥満防止になります。 カリッとした食感を楽しみながら、落花生をよく噛んで食べれば、脳の満腹中枢も刺激されます。
また、栄養価が高く、健康に良いとされるナッツ類の中で比較してみると、落花生は実はアーモンド、くるみと比べて脂肪分が低いため、100gあたりのカロリーも低いのです。
※アメリカでは、朝食に落花生を1オンス（約28g）食べたグループは80%に体重減少が見られ、肥満治療として効果があったという報告があります。

落花生に含まれる食物繊維は100g中に約7g。大豆に匹敵する分量です。この食物繊維が腸のぜん動運動をうながすことで、慢性の便秘にも効果があると言われています。
食物繊維に加えて、腸内の善玉菌であるビフィズス菌を増やすオリゴ糖もたっぷりです。

ミネラルやビタミン類を豊富に含む落花生ですが、特に高い抗酸化作用を持つビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれ、美肌効果や老化防止に役立つといわれています。
また、落花生のタンパク質を構成するアミノ酸の一種のアルギニンには、ビタミンEと同様に、血行を良くして冷え性を予防する効果があります。
酸化作用とは、酸素と反応し燃焼してサビが発生すること。このサビを起こす酸素を活性酸素といいます。活性酸素そのものは悪いものではありませんが、過剰にあると細胞をサビやすくさせます。これが老化の原因となります。落花生の赤い薄皮には、その酸化を抑制するポリフェノールが多く含まれているため、皮付きのままで食べるのが美容にはおすすめです。